テレワークを最近始めた企業も多いと思います。しかし「社員の自宅に通信環境がない」「テレワークでは社内のシステムを使うことができない」「そもそもデスクトップ型PCのため持ち帰りできない」など、環境が整っていないために出社せざるを得ないと言う話はよく聞かれます。
2010年ごろからテレワークに力を入れてきたソフトバンクが環境構築のポイントをお伝えします。
社外から社内ネットワークにセキュアに繋がる環境を整える
リモートで業務を行う上で、社内のネットワークやシステムへセキュアにアクセスできる環境を整えることが重要です。社内ネットワークへのアクセスは、VPN(Virtual Private Network)サービスを利用するのが一般的です。貴社の環境やセキュリティーをどの程度重要視するのか、それにかかるコストとのバランスを検討し、自社にあったVPNサービスを選択することが重要です。
通信環境を整えるならモバイル端末もおすすめ
VPN経由でテレワークを行う場合は、ネットワークに接続できる環境であることが前提となります。しかし、従業員の中には、自宅に十分な通信環境がない方もいます。企業として、プライベートのスマートフォンのテザリングを使わせるわけにもいきません。対策としては、企業より通信容量が十分なテザリング機能が使えるスマートフォン、またはモバイルWi-Fiルーターを支給することをおすすめいたします。すでに、支給済みの場合はテレワークに合わせ、通信容量の追加を検討する必要があるかもしれません。
1GBの目安
① | メールの送受信なら (1通あたり500KB) |
およそ2,090通 |
② | ホームページの閲覧なら (1ページあたり300KB) |
およそ3,490ページ |
③ | 動画の視聴なら (1分あたり4MB) |
およそ4.5時間 |
④ | Web会議なら (1分あたり5.8MB〜12MB) |
およそ1.4時間〜2.9時間 |
※使用状況や方法、使用デバイスなどにより異なります
①〜③ : [https://www.softbank.jp/support/faq/view/12357]より算出
④ : Zoomの場合で計測
なお、モバイル端末であれば、社員の自宅以外の外出先からも仕事ができるようになり便利です。モバイル回線を経由して社内ネットワークにセキュアに接続できるサービスもありますので、合わせて検討することをおすすめします。
会社PCを自宅PCから操作する
「リモートデスクトップ」という方法もある
在宅勤務を考えたときに、下記のような課題はありませんか。
・デスクトップ型で自宅に運べない。
・ノートPCでもセキュリティの点で、持ち出しは避けたい。
・専用のテレワーク環境構築に、時間、手間、コストがかかりすぎる。
多くの従業員がテレワークができる環境を短時間で整える手段として、「リモートデスクトップ」をご紹介します。例えば、会社のPC画面をネットワーク(インターネット)を通して、別のPC(自宅など)の画面を表示し、遠隔操作する仕組みです。通信の暗号化やアクセス権限の制御などで、セキュアな環境で操作が可能です。短納期でテレワークを開始したい方におすすめのサービスです。
ソフトバンクなら、今回ご紹介した「セキュアなネットワーク環境」や「リモートデスクトップ」をはじめ、テレワークに関する内容をまとめてご案内が可能です。ぜひ下記よりお問い合わせください。