概要
もし今夜、基幹システムが暗号化され全業務が停止したら──企業はどのような判断をすべきでしょうか。ランサムウェアはサプライチェーンの中枢を担う中堅企業にまで拡大し、もはや対岸の火事ではありません。情報漏えいは取引停止や株価下落だけでなく、従業員や取引先にも連鎖的損害を及ぼします。サイバー攻撃を受けそれを乗り越えた企業は、「意思疎通と連携」が重要と語ります。
本ウェビナーでは、2024年9月にランサムウェア被害で全システムを一時停止した株式会社関通の達城氏と、サイバーセキュリティの専門家である株式会社CISOの那須氏にご登壇いただきます。感染発覚直後から危機を乗り越えるまでの状況を対談形式でお届けするほか、取っておいてよかった/こうしておくべきだった打ち手や、サプライチェーンにおけるセキュリティリスクについてもお話しします。企業のみなさまのこれからの備えやサイバーリスクに対する認識を改める一助となる内容です。ぜひご視聴ください。
※こちらは2025年9月11日に開催されたウェビナーのオンデマンド動画になります。
(視聴時間:60分)
想定する対象者
-
経営における意思決定層(CEO/COO/CFO など)
-
CIO・CISO・情報システム責任者
-
各事業部門の部門長・リスク/BCP 担当リーダー
アジェンダ
-
被害時のサイバーセキュリティ状況
-
被害当日の流れと初動対応
-
経営者としての復旧対応と社員の不安・負担
-
サプライチェーンからの除外という新たなリスク
スピーカー
-

達城 久裕 氏
株式会社関通
代表取締役社長創業から40年以上、EC物流のパイオニアとして業界を牽引。 「準備・実行・後始末」を座右の銘に掲げ、時代の変化を先取りしながら柔軟な経営を続けてきた。ECバックヤード運営、WMS開発・販売を軸に事業領域を拡大中。2024年にはサイバー攻撃という逆境を経験しながらも、 迅速な復旧と経営判断で危機を乗り越えた。 自らの経験を業界の未来に還元し続けている。
-

那須 慎二 氏
株式会社CISO
代表取締役インターネットが社会インフラとして普及していない黎明期 (1992年)から、苫小牧工業高等専門学校情報工学科にて コンピュータテクノロジーを専攻。
大手情報機器メーカー(インフラ系SE)、大手経営コンサルティングファーム(中堅・中小企業向け経営コンサルティング、サイバーセキュリティコンサルティング)を経て、 中堅・中小企業専門にサイバーセキュリティ支援を行う株式会社CISOを創業し、代表取締役に就任。
人の心根を良くすることで「セキュリティ」を考える必要のない世界の実現を目指し、長年の知見に基づく独自のセキュリティコンサルティングおよびサービス(特許取得 特許第7360101号)等を提供。 業界団体、公共団体、通信業、大手保険会社、金融業(銀行・信金)、DX関連など業界問わず幅広く講演・執筆多数。
近著に『withコロナ時代のためのセキュリティの新常識』(ソシム)「中堅・中小企業のための サイバーセキュリティ対策の新常識: 経営者が知っておくべき最新知識(東洋経済新報社)」がある。